評価で真意を伝えるために
プロジェクトマネージャやマネージャをやっていると楽しいことばかりではなくて、結果的に判断を間違えてズルズルと現状を受けれている状態を続けて、どうしようもなくなることもある。
特に、チームメンバのアサイメントについてはそれは、他のメンバに悪影響を与えるからよくない。
それが自分判断でアサイメントしたケースなら早々に判断を自分でやらなければならない。プロマネやマネージャが連れてきたメンバが期待どおりに機能しないとき、周囲のメンバはとても言いにくい。機能してないぞ、と言えるくらいの関係ができれいれば良いのであるが、メンバは過剰な配慮をしがちだ。
メンバはなぜ過剰な配慮をしようとするかその仕組みを知らないと、それを改善することもできないし、今の環境づくりは足らない観点があるということを気づくこともできない。
自分の場合、余計な衝突を回避しようと振る舞いがちである。これはどうしてかを自分に詰めていくと、衝突による説明やその場の収集などの面倒ごとを自分で作りたくないからである。
実際のところ、余計な衝突を回避しつつも、意見を言える関係も作れているので何が何でも、言いにくいことを言い、オフセットもなしに衝突する必要はないとも思っている。
評価を伝えたり、契約の継続の可否を話す際に、過剰な配慮や余計な衝突を回避しようとする現象が起きやすい。
それは、評価する方、つまり、プロマネやマネージャが批判や低い評価をする根拠となる事実を集めきれていないからである。同じように褒める根拠も集めきれていないとそうした振る舞いをする。
どちらにしても、批評をするのか褒めるのかのどちらであっても、どうしてそう思うのか、判断したのかその背景の説明が必要となる。さらに、それを自分がそう思うに至った同じ経験を示さなければ、批評も褒めることも真意からであると伝わらない。それは具体性、リアリティがないからである。
実際、薄っぺらい言葉で評価してくるマネージャの説明に一度も納得をしたことはなかった。このように言語化する前に、すでに自分で経験してたわけだ。
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