もし、二十歳の自分にアドバイスをできるなら

自分の感覚から言えば成人式は1月15日で、自分の成人式のときはいい天気だった。地元ではろくなことがなかったが、成人式は出ておかないと後悔しそうだと思ってアイビーぽい出立で市民会館まで行ってみた。

案の定、同級生はいたけれど昔を懐かしむようなことも互いにないから素通りだ。式典に出て、アフターで羽目を外すこともなく帰ったはずだ。

あれから34年も経った。自分が社会人になったころは、54歳なんて定年くらいで会社だったら窓きわで新聞を読み、近寄りがたい存在くらいのイメージだった。何せ、30代の先輩エンジニアでさえ、ものすごく年上でどうやって相手をすればいいのかよくわからなかった。

二十歳の頃の自分は自信もなく、頭も悪く(今は少しマシになった程度だ)、知識も少なかったが、心配しなくていいといって安心させてあげたい。仕事は30代半ばまでは思うようにいかないが、そのあと自分でキャリアを覚悟することで良い方向に進むから信じて進んで欲しい。34年後、他にもキャリアパスはあったかもしれないが、割といい意思決定をしたと思う。

もし、二十歳の自分にアドバイスをできるならこんなアドバイスをしたい。

・気になったことはやって経験をしておけ

・英語はやっておけ

・プログラムはもう少し頑張っておけ

・技術書を読んでおけ

・車は欲しいだろうが劣後しておけ

・自分の得意を見つけろ

・得意だけ伸ばせ

一番大事なことは

・素直であれ

正義感は大人の世界には不要だ。

公正で、嘘をつかなけばいい。

・正義はしまっておけ

多分、こんなアドバイスをしても耳を貸さないかも知れない。でも、アドバイスをもらえるうちが花なんだよ。加齢すると誰も言わなくなる。

その点においては、50歳を過ぎて本音を言い合える仲間を作れている。躊躇無くバッサリと切ってくれる仲間だ。

そうした仲間を作れるのは、相手をありのまま受け入れられることだ。

こうしたことは、仕組みを理解すると受け入れやすい。

・勉強して知識をためよ

・理解せよ

二十歳の自分が思っている以上にはいい経験を年齢を増すごとにしているから安心して生きろ。

 

 

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

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