中途採用が急に増えたとき既にカルチャーは衰退している

ダメかは知らないが、エンジニアが仕事をしたい組織かと言えば…。

 

gyo.tc

 

SIerのような新卒一括採用をしているような組織では、ない悩みかもしれない。クラウドサービスをやっている組織では、新卒を育てている余裕はない(メガベンチャーか上場済みなら別だが)。

 

即戦力が欲しいから、jdを書いてポジションを用意して、採用も優先度を上げてリソースを突っ込む。

 

クラウドサービスなどのプロダクトを提供する大元のミッションがあり、プロダクトを育てながら培った価値観、(何度となく書いているが)意思決定の基準をカルチャーとして言語化し、カルチャーに共感する人だけを採用する。

 

ポジション、jdに書いたコンピテンシとレベルを出来るかを見極められなければ、組織は遠からず致命傷を負う。小さい組織にコンピテンシのないリソースは障害にしかならないからだ。

 

だから、採用時にプログラムなどの課題を出すし、そうでもしなければ思考の癖も最低限のスキルも判断つけようがない。キャリアシートと面接だけで採用なんてあり得ない。

 

採用の課題は、組織の現状のレベルである。採用する側は、自分たちより優秀な人をとらなければ、組織は価値を今以上、増やすことはできない。よくできて、連続したイノベーションで精一杯で、非連続のイノベーションはおき得ない。だから、衰退し始めるのである。

 

採用される人、応募する側も、自分のやりたいことを持っていなければ、募集しているポジションでスキルをパフォーマンスすることはない。実現したいことがなけれが、採用後の推進力を見つけるところから始めることになる。そんなことをされては、組織はやはりダメージを負う。

 

肝心なのは、採用候補者がカルチャーフィットするかどうかである。組織が若いうちはカルチャーフィットしないと採用後の仕事のあらゆることでストレスを被る。これはとても辛い。

 

カルチャーは意思決定の基準だからである。

 

これだけの条件を満たす採用候補者だけをとらなければ、組織の価値観は自ら減衰させてしまう。

 

私見であるから、さてどうやら。

 

 

 

ベスト・オブ・カルチャー・クラブ

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  • アーティスト:カルチャー・クラブ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD