あなたの習慣は良い習慣、それとも悪性の習慣のどっち
ちょっとした理由で年末から酒を全く飲んでいない。たかだかひと月くらいなので自慢するほどでもないことだが、飲んでいない。途中から、このまま飲まないことを願掛けという理由にしておけば、対外的な『お酒を飲まない理由』にすることができると気づいた。
通年、年末の11月から1月に掛けて変化することがある。ズバリ体重である。じわじわと11月から右上がりになっていく。1月を超えた頃にまずいと自覚してジリジリと下げる活動に入っていく。ウエストもキツくなるし、運動の負荷も掛けなければならないし、食事も気ままにしないように少しだけ気を配るのでいい気分ではない。
年明けにフィットネスジムに行き、早歩き程度で走って汗を流した後に体重を測ると年末の数字と同じで増えていない。
素晴らしい。
以前は、飲みながら料理を作り、食べながら飲んでいた。その飲みながらの部分をアルコール取り去ったわけだが、はて、これはいわゆる惰性というか習慣で飲んでいたのではないかと気づいた。
習慣にすることを苦手とする人もいるが、習慣がなんでも良いとは限らないということかもしれない。習慣よくよく吟味しないと悪害しか及ぼさない習慣があるということである。
何も飲酒くらいで目くじらを立てなくてもと思うかもしれない。それは人それぞれで、自分の場合は年末年始に余計に飲んでしまうとお釣りが体重となって戻ってくるのでそれは好ましくないと思っていたわけだ。
それであるきっかけを上手く使ってそのまま習慣的に飲んでいた飲酒をお休みしてみたら、意外と苦痛もなく、渇望することもなく続けられている。これは飲む必然性は実はなかったのだと気づいたわけだ。
あと、最近は、いわゆるスナック菓子を口にすることお休みしている。スナック菓子は割と粉を加工したものが多く、そうした物を口にすると口の中がザラザラとした食感を覚えるので、そんな風に感じるくらいなら果物の方がいいや、と思うようになった。
当たり前のようにしていた習慣を『本当にそれやる意味あるの』と問いかけ、自分の価値観と合わないものは止めるのではなく『お休み』にシフトしておくとどうしても戻したければいつでも戻せるので気楽である。
- 習慣を作ることは今を変えるので難しい
- 習慣にしたことを止めることも難しい
- その習慣が習慣にした頃の価値を持っているかを確認した方が良い
その習慣を止めると少し時間を作れる。こうして時間を捻出するのである。習慣が悪性の習慣、つまり惰性になっていないだろうか。