1年間は短いが、今始めれば1年後には成果を手に入れられる
facebookには過去の同じ日に投稿した写真を見せて思い出をシェアしたらと勧めてくる機能を持っている。
先日、1年前から本腰を入れて週末に取り組んでいるきっかけになった写真をリコメンドしてきた。正確にはその数週間前くらいからなのではないかと思うが、facebookに投稿するようになったのはそのあたりからなのだろう。
その思い出の写真に写っているものは全くの畑違いで、言わば素人がやっているようなものである。1年前の自分は何を考えたか、その道のプロの友人に見せて、感想をもらった。
プロは素人がやったことには文句はつけないものだ。それよりやったことを褒める。そうしてファンを増やしたり、沼に引き込む。わかりみを共有できるクラスタは多い方がいい。
そこから半年を過ぎたあたりから、そのプロである友人がだんだんと本気になってきたような気がする。何があったかというと、そっちの方面で(小さく)ビジネスをしないかというようになってきた。
自分もそれについて毎回作る際にデータを取るようにして、違いを説明したり、計測した上で定性評価を行い、パラメータの変更点を共有することでどうして定性評価に違いが出るのかお互いに意見を話すようになっていた。
そんなことをやっていたらfacebookで1年経ったと思い出させられた。
ところで、ネットでサブカル界隈のネタをいくつか知った中でワナビ(長音で伸ばさない)という言葉がある。
よく言えば志望、つまりあるコンテンツを作りたいと思っている志望者である。志望者であるから実際にコンテンツを何かしらの形で出していない。そこのあるのはいつかはやりたいという志望だけである。
手前味噌だが、自分は1年前にやりたいと思って実際始めた。そして1年の経験を積んだ。
エンジニアにもワナビがときどき紛れている。誰かが進めている案件に、急須の口を割り込む。そのアプローチより自分が考えているアプローチの方がいいと思うと主張する。
いやいや、あなた、人の案件に感けてないで自分の案件を進めた方が良いのではないかと老婆心ながらヒヤヒヤしてしまう。でも当の本人はそういた自分のことに対しては気は回らずに外にばかり目をやる。
本来そうした意見を並べて議論するのは良いことであるが、それはその議論をするタイミングがあるものだ。方針やアーキテクチャを検討している時期ならウェルカムであるが、仮説を検証する段階においては混乱させるだけにしかならない。
もしそれでも自分の仮説を持ち出して優劣を競いたいなら、評価しやすいように自分の仮説に基づいた動くもので比較できるように闇研でもなんでもして、触って評価できるようにしないと迷惑でしかない。
でも結局、場を混乱させ、自分のタスクの優先順位は変えず、自分の考える最強のアーキテクチャの方がいいと主張するだけでしかない。
やった人と同じ土俵に立ったとしても勝負にならない。
本当に実現したいなら、自分のリソースを割いて最優先で行っているはずだ。それをしないのだから、あれこれと意見を言っているのは嘘でしかない。
1年間は短いが今始めれば、1年後には1年後の成果を手にしている。
1年は早い。
1年後に手に入れている収穫は大きい。