エンジニアとリーダー論、若しくは基礎的なこと
ここ数日、エンジニア向けのフォロワー、リーダーあとマネージャーについてのエントリを見かけて、ついついブコメを残したらIDコールされたりして、
「(何かやってしまったか)」
と焦ってみたり、
「(それどうなか)」
と思ってみたのでちょっとおさらいしてみた。
リーダー
発想できる個人の概念を得られる人である。この発想の概念化には洞察力が必要となりり、洞察力を得られる人はほんの一握りしかいない。
そうでなければ、つまり充分供給されているなら、これほど 世の中にリーダーが必要とされないはずだからだ。
リーダーは率先して進む方向を示す。
洞察で得た概念に率先して進む以上、洞察力から得た概念の一番の理解者でなければならない。
リーダーが洞察で得た概念を疑っていては誰もそのリーダーが示す思いを受け入れようとは思わない。
リーダーは、先頭に立ち、発想で得た概念を表し、将来起きる期待と最悪の結果を承知の上で人の前を歩む。
将来起きるだろうこと良い期待と最悪な結果。どちらも今知ることができない先を感じ、予見不可能なことを予見するスキルが必要だ。
リーダーに必要なことは次の資質だ。
- 他人に進む方向を示す。
- 目標を理解している。
マネージャー
マネージャーはマネジメントをする役割を担う人だ。マネジメントは組織として行うもので、組織の目標を達成するために組織のリソースを活かしそれを実現しなければならない。
そこから導き出されるのは、リソースを最大限に、つまり、有効に活用することだ。
リソースにはヒト・モノ・カネがあり、どれも采配により有効に活用できたり、効果がないどころかマイナスにだってなりかねない。
優れたマネージャーは意思を持つリソースである人を有効に活用するための環境を作る。
環境づくりには次の観点がある。
- どのように動機付けを行うか
- 確認を行う頻度はどうか
- どのように最高に褒めるか
- 最大限に貢献してもらうための良質な教育
これらの環境づくりを行うためには、一人ひとりの特色を発見することが前提である。
サーバント
さらにサーバントであるためには次の資質が必要である。
- 困難な問題を前に耳を傾けることが出来る。
- 伝えたいことを具体的に指し示す。
- どうしたら他人に貢献できるか自分の位置をずらして考える。
- 見合う価値がないと思っても存在を認める。
- 自分が何者かをわかっていて、自分自身であろうとする。
- 導く能力を持っている。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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