エンジニア

エンジニアが組織への経済的な依存関係を断ち切って得られるもの

20年以上目標管理制度の中でエンジニアとしての価値をあげるきっかけをもらったり(今思えば)、マネージャとしてメンバのきっかけを作る側の役割をしてきた(つもり)だが、マネージャの立場でメンバにエンジニアとしての『価値、バリューを上げよう』と言…

2019年に必要とされるエンジニア、必要とされないエンジニア

2019年にと付けたのは、釣りである。折角なので、このまま読んで感じたことをブコメ*1でもしてくれたら嬉しい。 何故このタイトルは釣りなのかというと、2019年『に』ではなく、2019年『以前から』ずっと、エンジニアに必要なスキルであるから、だ。 このよ…

あなたが成果を生み出すエンジニアであるかを知る10の質問

健康である 手際が良い 理解する能力に長けている 学習する能力が高い 喜んで責任を引き受ける覚悟を持っている 創意工夫することが好きだ 転機をきかせることができる 専門以外の一般的知識を持っている 専門の知識を持っている 経験から形式知を導き出せる…

IT会社の社長なら、ウチに来たらいくらでも教育して技術身につけさせてやるぜっていうくらい言わないと優秀な学生なんて見向きもしない

昨日、ITの会社の社長が大学にエンジニアになるなら大学で教育したらいいのではないかとツイートしていたので、自分とは違う考えの方が所属する組織の長でなくてよかったと思った。 新卒のエンジニアは配属される前に集合研修を一定期間受けることになってい…

エンジニアの障害になる上司

エンジニアの組織でも(部下付きの)課長職になって数年経てば自分がどこまでいけそうか察しがつくはずだ。何を察するかというと、これからの自分がどこまで昇進できるかというキャリアである。 もちろん、課長職であるからビジネス的に数字を積み上げていか…

エンジニアの退職エントリを読み物として終わらせない

退職エントリは数多ある。この退職エントリは、ここ最近では相当関心を持って読まれたのではないだろうか。 kumagi.hatenablog.com このエントリの内容については他のブログにお任せするとして、身の回りで見聞きしたことのいくつかとこのエントリの関連を思…

SIerもいつか潰れる

学生のとき、会計学を履修した。なぜ、履修したか、その理由は覚えていない。必修科目だったのかもしれない。いずれにしろ、履修した割には退屈な印象しかなかったのは、その程度の理解力しか持ち合わせていなかったということでもある。 ただ、1つだけ覚え…

エンジニアの自己学習(研鑽)の中長期計画の立て方

ブコメで書こうかと書き込みしたので書きます。 linus-mk.hatenablog.com エンジニアの自己学習とはいわゆる自己研鑽に当たるものだと理解した上で話を進める。なぜ、わざわざ自己研鑽と言い換えているかというと、従来から研鑽を使ってきたから、つまり、使…

失われるエンジニアとしての読書力

本を買うことも好きだし、読むことも好きである。だからついつい積ん読も増える。積ん読にする本は、自分の興味で買ったり、facebookのお友達の読んでいる本のタイトルに惹かれて手に入れる2パターンがある。 以前は、購入履歴になるのでamazonで買っていた…

露出が多いエンジニアが外に出て行くわけ

露出といっても肌色成分の話ではない。それを期待していた読者には期待はずれかもしれない。ここで指す露出とは、組織内から組織の外へ、外部のカンファレンスなどにちょこちょこ見かけるエンジニアが講演などに出てくる事象を指す。 そうしたところへ出られ…

エンジニアの兼務

今のところ、IT業界は盛況でエンジニアが足りない状況らしい。確かに、案件の引き合いは多く、始めなければならないのにエンジニアを手当できなく非常に困っているプロジェクトもあると耳に入ってくる。 2020年で一旦踊り場になるのではないかと思うのだが。…

人月の神話、ウォーターフォールとアジャイル開発とエンジニア

人月の神話 は、旧版で読んでいて気づきのあった書籍である。ある意味、エンジニアなら誰でも通る道の類の本であるから、書かれているブログエントリも多いのだろう。 サムネイルが印象的なエントリがあり、ざっと読んでみると、本を読み、記録を残しておく…

スキルを第三者に理解させるためにFearless Changeのパターンを使う

エンジニアは、第三者に技法や方法論などの知識を持ち、実務で適用できることを証明を求められることがある。例えば、組織内での認定の口頭試問や昇進試験などである。 そういった機会では、ただ案件であれをやった、これをやったと書いてもそれは事象だけで…

それ、scrumでやらないんですか

色々と話を聞く機会があると、システム開発でどのような手法を取っているかを尋ねることがある。エンタメの業種で何人かのエンジニアの方にシステム開発手法を聞いてみたら以外な答えが返ってきた。 会話をするまでは、エンタメの界隈ではアジャイル開発の手…

エンジニアが業績評定を自己評価できるチートシート

12月が期末の組織ではそろそろ、業績評定の季節に入るだろう。3月が期末の組織でも残りは半年をきっている。改めて、2018年の自分の業績を自分で点検して良い時期である。 そこで、エンジニアが自身で客観的な業績評定を可能とするチートシートを公開する。…

実行できる形式知を持っていることを証明する事例:クリティカル・シンキング

専門家として形式知を保持していることを第三者が評価するには実績で十分だと思われがちだが、第三者の立場で評価しようとすると実績は結果であって、その結果に至る中で、どの形式知を適用したかは説明されないと評価に至ることができない。 よって、申請や…

エンジニアの評価は誰もできない

エンジニアがマネージャになって困ることの1つにエンジニアの評価というものがある。 それはそうだと思わないだろうか。エンジニアからマネージャになったとして、では、エンジニアを評価できるようになるかといえばエンジニアであったときに一度も他のエン…

上司ガチャ

これを読んだときに 『子供に、『両親ガチャは当たりだった』と思ってもらえるような家庭にしよう』 という文があって、同じことを考えている人はいるものだと思った。 書いた方の両親が当たりだったからそう思ったのか、外れだったからそう思ったのかまでは…

そして要件定義をできるエンジニアはいなくなる

要件定義では要件を決める。少なくともシステム化要件を知らなければ、システム方式や実現仕様に詳細化、展開しようがない。 ところが、システムが何世代も続くと要件定義をせずに、基本設計からとか、詳細設計からプロジェクトが始まることがある。こうした…

エンジニアがマネジメントに興味を持ったら読む本

読んで良いと思った本の感想を書き残すのは良い習慣だとおもう。それがブログなら、コメントも、感想に対するリプもあるだろうから、そうしたコメントからまた、理解が深まることもある。エンジニアは、そうして自分自身で得る学びより、他のエンジニアから…

エンジニアにとってコスパの良いスキル

ちょっとした事情があり、大型書店に行ってある分野の書籍を買い、読んでいるのだが、走りながら勉強(本などの情報を仕入れて)して、それまでの経験知だったものを体系立てて整理し直すのは、経験から知見に変換するプロセスとしてとても良い。 何より、自…

『あなたの持っている価値観があなたが書くコードの品質を左右している』

『あなたの持っている価値観があなたが書くコードの品質を左右している』 さて、これを読んでどう感じるだろうか。そんなことはない、プロジェクト、プロダクトの品質要求に応じてコードを書いていると言うのだろうか。それとも、指示されたようにコードを書…

プロジェクトの中で人材を育てる

自分の部下のの中で、中堅以上のエンジニアには後進の育成を課している。課しているからには、評価を行い、業績に反映している。 もちろん、育成対象者である若手や伸ばしたいスキルを持つエンジニアにも自身でどのように取り組むのか、目標設定はしている。…

ブラックな組織には岡部倫太郎もキョンもいない

『STEINS;GATE』も『涼宮ハルヒの暴走』も世界線をループする。前者はまゆしーを救おうと世界線をなんども電話レンジで飛び、後者はキョンが繰り返される夏休みの違和感に気づいてループする世界をブレークする。#記憶で書いているので間違いはご容赦 シュ…

IT企画はホチキス屋さん

自社で製品やサービスを売っている事業会社は、事業企画やIT企画を持っており、そうした部門が事業をリードするケースが多い。恒常的に人が足りず、兼務が常習化しているので必然と事業企画側に人を配置するので、IT企画の人が足りずSierに逆出向の体でエン…

エンジニアが辞めることでブラックな会社が反省するわけがない

日々、面倒くさいエントリを読まれている方には信じられないかもしれないが、自分がマネージャのときに部下が辞めたケースは、0件である。 精度高く言及すれば、自分はマネージャをしていたが上長が諸事情で退職を促した部下は若干いたが、それを知ったとき…

SIerエンジニアは課題設定が出来ない

8秒くらいで違いを伝えるとするなら、 『はがない』 である。 僕は友達が少ない 16 (MFコミックス アライブシリーズ) 作者: いたち 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー 発売日: 2018/02/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る そ…

エンジニアの沼落ち

エンジニアが参加する勉強会でのLTやカンファレンスでは、いわゆる常連さんを多く見かけると感じることはないだろうか。 参加者も顔なじみだったりするし、スピーカーもいつものメンバが幾らかの割合を占めている。 そういった常連さんのスライドを見ると、…

エンジニアが作るスライドが3ページ目くらいで紛糾する現象に名前をつけたい

最近、国際会議向けの資料提供の依頼があってスライドを作ったのだが、どうにもうまくまとまらない。依頼元のレビューを受けてもピンとこないようだ。 ピンとこないならそのピンは何かを話してくれればいいものだが、それはうまく言えないらしい。仕方がない…

仕事の、時間の、使い方

これは悪いお手本のようなものかもしれないので、文面どおりにやっても同じように出来るかどうかは、それは貴方がこれまでどれだけ仕事を事細かくチェックされないだけの信頼を貯金してきたかに依るかもしれないし、自分のポジションと貴方のポジションの違…