エンジニア

パートナーとしてプロジェクトマネージャを選ぶときの諸注意

もしプロジェクトマネージャをパートナとして選択するなら、どんなプロジェクトマネージャを選ぶと幸せになれるだろうか。 などと、ふと思いついたので。春だし。 できるプロジェクトマネージャを選んだとしたら… ただ話を聞いて欲しいだけなのに、話のスコ…

すごいスクラムマスターやプロジェクトマネージャやマネージャもたくさん失敗している

すごいスクラムマスターやプロジェクトマネージャもたくさん失敗している。 実物蓋もないが、そのままである。 主宰しているコミュニティ(立ち上げてからどのような関係性かを説明するときに、戸惑いつつ、モニョりながらコミュニティを使ってきたが、最近…

エンジニアのキャリアとフィボナッチ

自分のエンジニアのキャリアを振り返ってみたとき、キャリアの分かれ道のどちらを選ぶ(実際には他を選ぶ理由はなかったのだが)タイミングに法則があるのではないか、と思った。 エンジニア歴は、単純にあなたがエンジニアになってからのキャリアの年数であ…

進捗がやばくて助けて欲しいときに助けて貰いやすい伝え方

エンジニアのタスクは、情報集めと制約と前提条件を織り込んで、タスクを完了させた状態のアウトプットになるように、処理を行う。 インプットは、『情報集めと制約と前提条件』 処理は、1から2に加工する アウトプットは『タスクを完了させた状態』 もし…

エンジニアがタスクリーダになったときに知っていると助かる5つのステップ

ビジネスオーナから無茶振りされるタスクをもらうと、どこから手をつければいいのか的に迷うのだが、こういったシチュエーションはエンジニアの誰にも起きる。やったこと、経験したことがあれば、過去に自分が何をやったかを思い出せば、だいたい見通しをつ…

新人エンジニアに読ませたくない技術書・ビジネス書

繰り返すかは、新人エンジニア次第。 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 1984/05/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 64回 この商品を含む…

転職で面接を受けるときの対策

転職するためには、転職する先を確保しなければそもそもの転職ができない。会社を辞めたいだけなら、退職願なり、所定の書式に記載の、守秘義務を守れとか、転職先に行ってから職場の社員を引き抜くなとかの記載事項を承諾して終わりである。ただ、辞めてか…

全員PO

従来、エンジニアは如何に早く、上手に作れる方法を知ろうとして、身に付けようとしてきた。なぜなら、目の前の契約を決められた予算と期間でこなさなければならないからだ。 だから、ものづくりで必要な道具の作り方や道具を使えるエンジニアを導く方法を知…

これから新しいことを始めたいエンジニアが最初に読んでおくこと

やりたいとまでは思っても新しいことに手をつけられないエンジニアは多い。ある調査によれば(職業はエンジニアのみではなく、従業員)、継続的に学習をしている社会人は調査対象の12%ちょっとだという。 継続的の条件を除いても3割で、残りの7割は学習に時…

業務効率化を評価につなげるために

生産性向上や業務効率化は評価されないらしい。それは評価制度に合わせた業務効率化の活動テーマを設定できていないからではないか。 自分がある業務で業務効率化を活動テーマとした(もしくは上長から相談を受けた)、とする。 目標設定の方法 ゴールは業務…

運用保守のエンジニアは若手のうちに継続的な自己研鑽を身につけないと詰む

ある調査レポートを読んでいたら12.6%だと知り、実感していたよりも少ないというか、多いというか。何かと言うと、継続的な自己学習に取り組んでいる従業員の割合である。継続的というキーワードを外すと、33.1%となる。 どうりで勉強会やカンファレンスの…

箱庭のような作業場所にエンジニアは共創の夢見ない

働き方改革や採用の一貫でオフィスをリニューアルしたり、新オフィスに移転するケースを見かける。どこでも白い長いテーブルをフリーアドレスなどと称して導入している。確かに白は映えて綺麗だし、広く自由に仕事をできそうだ。でも、実際は横幅を決めて椅…

修羅場やデスマは経験すべきか

自分の過去のエントリから『デスマ』でキーワード検索すると出てくるわ、出てくるわ。3ページあるから、30件弱あるのだろう。 2012年のタイトルを見ると 若いエンジニアは“デスマ”を買ってでもせよ なんてタイトルのエントリもあって自分でもおかしいんじゃ…

教育予算をエンジニアの将来に使っているか

無事にうちの子も希望するところへ進学することが出来た。経緯は別のブログで書くこととして(もう1年も前から放置状態だが)、この1年間の教育費はそこそこ掛かった。夏期、冬期(年末年始)と休みの時期になれば、通常の授業とは別の講座費用が掛かる。勉…

エンジニアのキャリアのアプローチ

自分のエンジニアのキャリアをざっくりと振り返ると、前半は成り行きまかせ、後半になればなるほど何をしたいかを考えて、色々と手を出し口を出すようになっている。 まあ、色々と口を出しても脈がないならその組織に居続ける理由はないなと最近は思う。流動…

プロジェクトは観察しないと

プロジェクトを観察しないから上手くいかない。進捗も品質も改善も技術的負債も、全部観察しないから。 観察するには、ただぼーっと眺めているだけじゃ観察にならない。観察する前に、どうあって欲しいか、どうなっては困るかを文字か図表にしておく。その上…

就活生の長所の書き方

就活のエントリシートの『長所』欄に何を書いたら良いか困っている友人がいると相談があった。そう言えば、学生のときに長所を捻りながら無理やり書いた覚えがある。アルバイトの履歴書にも書いたかもしれない。ああいった長所を書かせてどう言う意味がある…

エンジニアの業績評価をやめるべき理由

身も蓋もない言い方をすれば、エンジニアの評価なんて必要ない。というか、できない。 できない理由は幾つかある。エンジニアに求められるスキルは広く深さがある。その人を形作る基礎スキルはもちろん、エンジニアが身につけている技術を適用してアウトプッ…

エンジニアの『苦笑』『ニヤニヤ』は老害の初期症状かもしれない

老害の初期症状を患うと『苦笑』や『ニヤニヤ』するのだそうだ。どうだろう。少し思い出そうと思い最初に浮かんだシーンは会議だ。60くらいの役職の面々が並ぶ会議の場で、熱く語る若手を『苦笑』したり、乗り込んできた関連組織の物言いにお手並み拝見と『…

引き継ぎを考えているエンジニアの方へ

引き継ぎの形態には、だいたいこの3つくらいのパターンがある。 工程が進み前工程から人員を絞り込む(要員減) プロジェクト期間中に要員が離任する(交代) 定期ローテーションによる交代(交代) 引き継ぎは1つのプロジェクトくらいの大変さがある。その…

作業の粒度とメンバの主体性

プロジェクトマネージャでもマネージャでも良いのだが、そのロールに就いた途端、担当するプロジェクト若しくは事業の範囲でコミットする(無条件で期限までの成果を求められる)ので、納期にデリバリしたいという欲求に駆られる。 そうした事象は、プロジェ…

管理ゼロと過保護

プロジェクトマネジメントにおいても、ビジネスのマネジメントにおいても、ぞれぞれにプロジェクトマネージャやマネージャを置く。 それはなぜか。 リスクマネジメントを行うためである。と言うか、そのためだけでしかない。 プロジェクトマネジメントでスコ…

素人なので短期間でのアジャイルなエンジニアの育成方法を教えていただけませんか

アジャイルなエンジニアの育成は素人なので、ぜひ教えを請うことをご了解いただきたい。 tech.nikkeibp.co.jp ところで、アジャイル開発には『アジャイルマニフェスト』というものがあり、度々引用されるので食傷気味かもしれない。もし、知らなければこれを…

エンジニアは猫とする

部下やプロジェクトチームのメンバを自分の視点、役割から見るときにどう捉えるかという考え方は、対象となる人と接する際に大きな影響を見えない形で影響を与える。 乳児・幼児に接するとき、中年以上の年齢層は、誰に強制されることもなく、笑顔で『〜でち…

エンジニアと飲みニケーション不要論

以前から割と書いていることに所属する組織での飲み会は全くもって面白くないのでよほどのことがない限り行かないというのがある。プロジェクトの飲み会はキックオフやメンバに感謝する場にしか行かない。前者は飲み会の会場やイベント自体の面白さがあれば…

マネージャとしてエンジニアに伝えたいたった1つのこと

昨晩、このツイートがTLに流れてきて必然のように視覚に入り、深く頷いた。 ツイートでキャプチャされている元の動画のURLはこちら。 youtu.be 以下に、YouTubeから画像をキャプチャし直して引用する。時系列で言えば、キャプチャして掲載した画像は3→4→1→2…

成長が停滞している中堅エンジニアに手を差し出せるマネージャになるために

目標管理での業績評価を伝えたり、目標設定でのスキルの育成計画の元となる評価を話すとき、キャリアが滞留しているエンジニアに一つの特徴がある。 エンジニアに必要なスキルは2つに分けられる。1つは基礎スキルで業務を推進する能力やリーダシップのような…

個々のエンジニア、チーム、組織のどれを優先するか

アジャイル界隈のカンファレンスのテーマの変遷を思い出すと興味深い。誤解やツッコミをしたくなるだろうが乱暴に書けば、開発方法論(vsウォーターフォール)→実践(ビジネスで使え)→チーム→組織→プロダクト(事業+開発)と変遷していると(浅い理解であ…

平成最後の年末年始は友人と互いにエンジニアとしての価値を見つけてはどうか

今年、ここ数年の略歴からいくつかを掻い摘んでまとめたポートフォリオを整理して提示する機会があった。まとめたポートフォリオを提示したとき、ポートフォリオに対する価値は、それを書いた自分より、それを見て潜在的なニーズを持っている方が価値を認め…

エンジニアの退職が続くマネージャは、ぼーっと生きている

以前の担当のチームでは、約10年くらいマネージャをしていた。そのチームで退職したいと言って来たエンジニアは皆無だったが、自分が別のチームに移って1年経ったくらいに数名が『退職します』とわざわざ自分のところまで挨拶に来たことがあった。 そう言え…