2019-01-01から1年間の記事一覧
形もイメージもなければ対象になるものが存在しない。だからそれを好きになったり、可能性を見いだすことはできない。『いやそんなことはない』と言える時点で、すでに対象となるイメージを脳内に持っているか、虚像として捏造している。 事業を立ち上げる、…
SIerのエンジニアならプロジェクトに参画するから基礎知識としてプロジェクトマネジメントの講座を受けるだろう。もし受講する機会がないとしたら、組織としてプロジェクトをやるつもりがない(つまりSESをビジネスにしている)か、エンジニアに対する教育を…
オープンコミュニケーションを文化の一つとしてうたう組織は少なくない。衝突を避けるために思っていることや感じていることを言葉にして発することをやめたり、言ってしまった後にどう思われるかを憂いて押し黙っていたり、勝手に慮って遠慮をしたり。 本来…
SIerでのチーム。チームは組織図上のチームか組織図とは別にプロジェクトチームの2つに分類されるだろう。プロジェクトチームはマトリックス組織の上に仮想的に作られるか、組織図にもプロジェクトチームとして表現されるだろう。 プロジェクト視点で見ると…
エンジニアの技術転換は何も『スキル不足で職場に居場所がないおじさん』のスキル不足だからとは限らない。 blog.tinect.jp Javaがでてエンプラ系でわっと広がりを見せはじめて暫くした後、当時の組織ではJavaをやっていないエンジニア全員にJava研修を強制…
前日、離れる組織向けの振る舞いを書いたので、移る先について述べる。 fumisan.hatenadiary.com エンジニアは辞める組織にその意向を伝えるときには意思決定を済ませているからよっぽどのことがない限り元の鞘には戻らない。以前、唯一この人ならという人が…
エンジニアが所蔵する組織を辞めるときいくつか気をつけておいた方が良いことがある。辞めようとしている組織に恨み辛みがあろうが、サラリーの問題であろうが、超過労働であろうが、上司が気に入らないだろうが、世間いや業界は狭いので立つ鳥跡を濁さずで…
これはあるプロジェクトチームを立て直したとき、朝会でカンバンを前にメンバ全員に言ったこと。 カンバンの列、基本形としては、ToDo | Doing | Done の3つの列でタスク管理をするものをプロジェクトの成果物や段取りからカンバンを導入したタイミングで、…
メンバが組織的にはかなりチャレンジな投資になるIT企画を立ち上げて、経営陣向けにプレゼンをしていたが、会議の終わる時間になっても戻ってこない。プレゼンが長引いていて次に予定していたミーティングに遅れるとslackは入った。 様子を見に会議室を覗い…
本当にエントリシートをもういいかと思うほど見た。こちらもポジションを用意しているので諦めようかと頭を過るも、ここで踏ん張らないと自分たちの業務で積み上がっていることができなくなってしまうから、手を抜くことも止めてしまうこともできない。 自分…
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QAのエンジニアのリーダと話をしていたとき、ふと以前の大規模プロジェクトでの品質管理で聞いたことを思い出した。 その大規模プロジェクトは更改プロジェクトで(当時)稼働していたシステム(と言ってもそのシステムはサブシステムでサブシステム自体の規…
チケット管理システムと言えばredmineとかそういった課題やタスクをチケットに入れて状態を管理する仕組みである。チケット管理システムを導入しているほとんどの現場ではタスク管理で使っているのではないだろうか。 それで失敗するケースも多いようだ。チ…
自分の作業にはカンバンもチケット管理システムやSaaSも使っていない。でも進捗させなければならない作業はあるし、マイルストーンもある。マイルストーンには、外部の機関とのスケジュールや組織内の経営者とのセレモニー的なイベントもあるため、中途半端…
『相談を聞いてもらっていいですよね』 30後半だろうか。初対面の彼は懇親会で立ち話をしている輪にいた自分に向かって話しかけてきた。いいも悪いもない。懇親会では様々な会話をする。多くは久しぶりに顔をみる旧知の知人と情報交換をすることが多い。 会…
ここのところ情報を外に出て取りに行くことを感けており、とは言え情報のインプットをしないと空っぽになってしまうと思ってしまう病を避けるように往訪してもらう予定を入れて急場を凌ぎ、半ば自ら強制的にインプットする場を設けている。 事業会社の仕事は…
一つひとつ課題を終わらせてもやりたいことが積み上がる。勘違いして欲しくないのは、炎上しているとか殺伐とか予算をケチっているとかメンバのスキルがチープだとかではない。それぞれのスキルは自分の目にも十分な働きをしているし、能力を発揮してもらっ…
SIerのエンジニアと決定的に違うマインドセットが1つある。 コンサルをしていたときに事業会社のIT役員にあることを言われて、そういうものかと思ったことがあった。実際、事業会社で働いているとIT役員に言われたことは確かにそうだな、と思う。 『事業会社…
社会人になってITエンジニアとして働き出した当時は『石の上にも3年』だと思ったし、3年くらい続けてみて初めてITの仕事が向いているかどうかわかるのだろうと思っていた。その考えの裏には、ITエンジニアも職人のようなものだろうから、年季の開けるくらい…
今日は3連休明けでテーマも思い浮かばず、最近考えていることについてを書こうと思う。日常的なエッセイに興味のない方はそっと閉じていただく方が良いかもしれない。 子どもさんも大きくなり、自分で意思決定してやりたいことを自分の価値観に基づいて行動…
非エンジニア向けにプロジェクトマネジメントの講座を開くことを依頼され、しばらく経っていたのでそろそろ手をつけなければとmindmapを開いて思いつくままに目次構造を書き出していたら、ピタリと手が止まった。 これでは受講する方々は辛そうだ。そう思っ…
スタートアップやWeb系の組織ではミッションやバリューを言語化することで、組織の価値観を表現しているケースをしばしば見かけるようになった。特に価値観の言語化はニュージョイナーへのフィルタリングとして機能する。ニュージョイナーが組織に対して関心…
そうか、契約書に丸印を押印してスキャナーで電子媒体の変換してデジタルで署名するのか、などと思ったりはしない。言葉にしてしまうとそれを実現する輩が出てきてしまう。 www.jiji.com 当該大臣を庇護はしないし、支持もしないし、完全にニュートラルであ…
次の引用しているブログを読んでツラツラと思ったことは、まず『成長』という言葉はパワーワードだな、ということである。自分でもエントリに書くことはしばしばあるし、ポジティブに使う。 それ自体違和感はないし、今後も使うだろう。 ただ、これ、つまり…
ITエンジニア(以降エンジニア)もキャリアがジュニアの時期は、エンジニアとしてあれができる、これができるという成果、貢献するだけの確信を持っていないから、不安である。だから、ジュニアエンジニアには小さなタスク、手頃なタスクをいくつか選んでも…
ITエンジニア(以降エンジニア)は人力で行なっている業務を機械化する役割である。であるから、もともと事業サイドの立場である。経理業務なら経理の専門家の繰り返す手作業をIT技術で自動化する。労務なら、労務の専門家の業務のうち、給与計算は毎月計算…
ここ数日、帰って色々と済ませた後、PCの前に座り、外部モニタを繋げてmindmapとを眺めては、いじり回している。mindmapで何を作っているかというと、マネージャの立場でのエンジニアのキャリアへの関わり方である。 マネージャから見たときの、(チームのメ…
以前のエントリで採用のチャネルについて述べた。 採用のチャネルについて こうしたサービスを使う 企業の採用サイトを使う 縁故 推薦(教授など) OBOG インターン生 fumisan.hatenadiary.com リファラル採用推しであるが、どうやら世間も同じようにリファ…
後輩「また来ちゃいました」 先輩「暇なの」 後輩「ひどい先輩ですね。ひとりで寂しく仕事しているんだと思って慰めに来たんですよ」 先輩「元気そうで何より」 後輩「…まあ良いです。元気だけが取り柄なので。それで、先輩」 先輩「そうだ、行ってみたいお…