2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『好き・できない』エンジニアを『できる』エンジニアに

嫌い・できる | 好き・できる --------+-------- 嫌い・できない | 好き・できない この四象限で一番エンジニアとして辛いのはどこだと思うだろうか。自分は、右下の『好き・できない』が一番辛いと考えている。 一番良い組み合わせは『…

業務プロセスのデザインで使ったチャートが良かった話

業務を改善するときに思いつくのは、ユーザーストーリーマッピングやバリュー・ストリーム・マップを描いて、業務を設計したり、現行の業務を可視化することでボトルネックを洗い出して改善点を見つけるなどの方法を取ると思われる。 先だって、業務の根本的…

中から見える自分と外から見ている自分を知る方法

割と事業をしている組織では合宿をする。テーマはその部門毎の、そのときどきの課題である。なぜ合宿をするのかと言えば、合宿でなければ日常の中で、まとまった時間が取れないからである。その日常業務から隔離してテーマを議論し、何かしらの目的である結…

コミュニケーションスキルはたったひとつの目的のために必要となるのである

コミュニケーション能力は学校に行かなくても身につけられるとか、学校に行った方が身につきやすいとか、書かれているようだが、学校や職場のような『場』話をすると、実利のあるコミュニケーションスキルは手に入れられないと思う。 自分のことを振り返って…

令和ちゃんとコミュニケーションコスト

まだ5月だというのに、24日ごろから30度を超える高温である。日中はオフィスに籠っているがランチで外に出ると日差しの強さに夏を感じる。 でも、まだ5月である。 夏は6月から。もう1週間くらい待って欲しい。 ツイッターでは、擬人化した令和に対して、優し…

オレの苦労は(ブログを読んで)避けて通ればいいと思うよ

中身は有って無いような、掴みどころの有るような無いような、薬になるのか毒になるのかわからないが、連続日数の更新は3000日を超えていた。 知人が『オレは苦労をこうやって乗り越えた、という考えに同意しない』という意見に、物の言い方としては違うのだ…

心理的に不安やストレスを持ち込ませないために避けたい3つの性質

お疲れ気味の専門家をお昼に誘って、鰆を食べる。デパ地下で買う西京漬の鰆はここ1年くらいの間に切り身が小さくなった。それに比べると何倍も大きい。色々と条件は違うのだろうが歓楽街なのに、と思う。 お疲れ気味の専門家は、定食を待つ間、今抱えている…

弱いチームでもいいんじゃないか

『強いチームを作りたいのに出来ていない』という嘆きを見て、そう言えば、強いチームを作る的なことを普段からあまり言わない気がする。というよりは、強いチームがわからない。 強いチームって何だろう。 理想のチームなら、その活動テーマごとにイメージ…

精神論に頼る是正策をエンジニアにさせるのはやめよう

システム開発でも、業務処理でも、(業務での)日常的な振る舞いでも、好ましくない事象が起きたあとの行動を制限するのはとても楽をするやり方である。 好ましくない事象をするな 注意しろ 確認してからやれ 的な再発防止策は最悪である。何も解決になって…

台帳とUIとDB

ある新規業務で認証を取り1年近く経ったが、そのとき出来ているはずの業務運用が回っていなかった。不思議である。新規業務を作ったのだから、運用されていなければおかしい。でも、1年後くらいのタイミングで覗いてみたら、ほとんど業務ぽい運用はなく、現…

1 on 1はエンジニアのキャリアを考えるぶつける場なのかもしれない

1 on 1の導入事例をスライド共有サイトで、そこそこ見かけるようになった。自分としては、1 on 1を習慣化するまで大分慣れが必要かなと感じた。1 on 1で話を聞きたい側のマネージャやエンジニアリングマネージャ自身の仕事の時間の確保との兼ね合いがあるか…

『なんでも相談して』は相談して欲しい側から相談する

新しいメンバが入ったとき、困っていそうなメンバを認識したときにいうセリフが『なんでも相談してね』『なんでも聞いてね』だ。 もっと使いそうなシチュエーションは、朝会やスタンドアップミーティングで進捗が芳しくないメンバに、なんら裏の意図もなく、…

実態のないペルソナには気を配るのにチームのメンバには分かってもらえると思い込むのはなぜか

立場的にメンバ間で困ったことが起きると相談を受ける。だいたい、誰か1人が問題を起こしたような形になり、周囲の関わるメンバや関係者から半ばクレームぽい物言いの聞き役になったり、ストレートに苦情ぽいことを聞かされる。 当事者のメンバは、相談にき…

終身雇用の怪しいこれからのエンジニアの生き方

豊田社長の発言は自動車関連の税負担が高過ぎ車が売れなくなると雇用を維持できない意図を都合よく捉えているようである。 www.fnn.jp ITの業界なんてたかだか70年しかない。だから、旧来の雇用制度など気にするもないのではないか。見方を変えれば、50歳、6…

キャリアの選択肢としてのプロマネ

エンジニアとして所蔵する組織で、目標設定やOKRのToBeの設定で、将来の自分像を考えさせる組織は、考えさせない組織より断然いい。少なくとも、エンジニア本人に自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを考える機会を与えているからだ。 あなたは将来、何…

捨てられるエンジニア

ある教育コンサルタントと会話しているときに、昨今の終身雇用に対する経営者のギブアップの先の話になった。 headlines.yahoo.co.jp 人月商売のSIerの経営者は、採用難でビジネスの頭打ちに危機感を覚えているのだという。 『何を言っているのだ』とつい言…

基礎スキルを育てないとどんなエンジニアになるか

チームの中で、トラブルになるエンジニアの共通項は、そのエンジニアの仕事振りの根幹として影響する基礎的なスキルの不足である。 チームでの活動なのに、チームの目標とは違う(自分の思いついた)方向に相談もなく進んでしまったり、アサインされているタ…

やばい案件は虫が騒ぐ

色々と事情があって、担当していないタスクを丸っと引き取らなければならないことになるだろう。以前にもそうなるかもしれないと覚悟をしながら見ていた案件は、ひと月も掛からずに支援の相談が来た。今回のは経緯は違うが案件の過去の経緯を聞いていると、…

リーダの仕事の段取り

マネージャ、プロジェクトマネージャ、リーダエンジニア、エンジニア。この順番で仕事のスコープの解像度は上がっていく。特にシステム開発のテーマになれば、実現したい要件をITに変えていく作業が必要になるから、そうなる。 ITで実現する作業も、ものづく…

エンジニアのコンフォートゾーン

あるチームの3人のエンジニアを見ていると興味深い。 リーダ役のエンジニアは、気負ってか習慣でか、スタンドアップミーティングを無意識に仕切りはじめる。語調も少し強いなと受け止めてしまう感じを受ける。そういう感じで続いているのだろう。ほかの2人の…

『自分で考え、判断して、行動する』チーム作り

プロジェクトマネージャやリーダが、チームのエンジニアに 『自分で考え、判断して、行動して欲しい』 と思う機会は多いかも知れない。数日前にランチを誘われたマネージャもパフォーマンスが悪いエンジニアのことについて愚痴のようなことを言っていた。 そ…

メンバ間の距離間をコンフォートゾーンまで近づけられるチームが理想のチームではないか

部下になったリーダクラスのエンジニアに雑談をしたいと時間をもらった。もちろん、狙いはあって、そのエンジニアの出来ること(スキルセット)は何か、これからやりたいことは何か、を聞いて、今後の仕事をする上で参考にしようと考えたのである。 雑談と言…

気づきの劣化

エンジニア界隈では『気づき』という言葉を割と使うのではないかと思う。経験から気づきを得るとか、会話の中で気づくようなケースで使っているのではないだろうか。はてブで『気づき』『エンジニア』で1000以上で検索すると91件も出てくる。 b.hatena.ne.jp…

10連休にやったこと、やらなかったこと

稀に見る大型の10連休で何をしたか、それが定年後の自分のライフスタイルだというのがTLに流れていたが、要は仕事以外に何を持っているかを問うているだけの話ではないかと思いながらも、自分のやったことを書き綴るとこんな感じだった。 4月27日 ディーラー…

そのエンジニアに向けた要求では少し心配ですよ

もしかすると過去の自分のエントリに対するブーメランかもしれないが。 tech.tabechoku.com 自分としては、組織の中で働くときに求められるロールのバンド(職種ごとの等級)のqualifyを定義され、組織内において公開されているものだと考えている。 記事の…

手法、ツールを適用する真因の把握と概念

レポートではヤバさが今ひとつ掴めない案件に若手エンジニアからタレコミがあって、レポートを眺め直してみたら『そういうことか』と、まだまだレポートの読み方に工夫(リスクを最短で探す)が足らない(その案件で学習した)ということがあった。 このとき…

条件を変えても、以前のやり方でできると思い込んでしまう

家電を買い替えたりするときに、買い替えだから買い換える前と後では同じ結果を期待して使う。コモディティな製品だから共通的な昨日は多少の操作が違っても使っているうちに慣れて、気にならなくなる。日々使うものだし、使えなければ困るからある意味、積…

今時の開発は企画に足を踏み込み過ぎている

逆に言えば、企画が仕事をしていない。これでは将来はないなと思ったのは、某所で企画部門の人が、 『編集業なんですよ。ベンダ(含む情報子会社)に資料を作らせてステープルするのが仕事』 と言っているのを耳に挟んだとき。この人は将来ないだろうし、ベ…

正しいとか、コミュニケーションの分断とかいう前に、自分からやることもある

自分はプロジェクトチームや組織の構成を考えるとき、全体の役割分担つまり分掌を考える。役割分担を列に配置すると、行に権限分掌、ロールを当てはめる。組織構造のレイヤーに当たる。前者はピラミッド構造の柱、後者は、階層に当たるイメージだ。 どうして…

テストの繰り返しは価値が増えない

立て直しで介入したプロジェクトで、テスト工程に突入する前にこのままテストに入ってはダメだな、と思った。そのプロジェクトの特性として基本線表と並行して小規模な追加開発が予め予定されていることがあったからだ。 システム的にもパッケージの構成が(…