チームを守るサーキットブレーカー

新型コロナウイルスの検査で医療体制を崩壊させないために、医療機関のキャパシティを超えないように検査をコントロールするかどうかという図はこれまで何度かTLや厚生労働省の資料で見ていたが、昨日、ふと、これはエンジニアチームのリソースとタスクボリ…

現場の見積もり

・頭数見積もり 何人欲しいですか、そうですかじゃあ3人揃えますね、的な。人工。それを見積もりと呼ぶのか。 ・顧客予算見積もり 受託側に見積もり根拠を持っておらず、顧客のやりたいことは言いなりで顧客の予算に合わせる。それを見積もりと呼ぶかは疑問…

エンジニアで成果が出せないからPMをと思ったら

週末にTLで異業種からエンジニアに転職して、3年くらいやって思ったような成長を得られないからPMにキャリアを変えようかというものを見かけた。 自分の20代の頃に通ってきた悩みと重なるところがあるので気になるが面識もffでもないので変に知らないおじさ…

If it's a good idea, go ahead and do it. It's much easier to apologize than it is to get permission.

アジャイル界隈ではしばしば『許可を求めるな、謝罪せよ』を耳に挟むことがある。チームを成長させたいなら、結果的にメンバに裁量を渡して自律を求めることになる。自分を律して活動するためには、メンバ自身で意思決定して、行動する必要がある。 そうした…

月刊退職エントリーまとめ(2020年2月)

流石に少ない。 note.com note.com crexist.hatenablog.com note.com meow3571.hateblo.jp yamapan.tokyo note.com note.com note.com 教養としてのコンピューターサイエンス講義 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識 作者:ブライアン・カーニハ…

思考と試行のフィードバックループ

これまで何度か失敗のことについて書いてきた。ページの下にある検索窓で『失敗』と入れて検索すれば過去のエントリが出てくる。どれほど失敗好きなのかとも思わなくもないが、人生なんて期待していたような結果になるより、期待していなかったことの方ばか…

失敗と気づきと感度の話

人の感度はそれぞれの人ごとにバラバラである。ここで扱う感度とは、事象に対する気づき、受け止め度合い、違和感の感じ方である。 自分の感度について話をするのが良いだろうと思うので自分のことを話すと鈍いと思っている。チームの仲間の発言を聴いて「な…

チームは勝手に仲良くならない

チームはいつでも機能しなくなるリスクを持っている。機能しなくなった結果として見える事象は、揉め事を起こしたり、メンバ同士で不仲になったりして、会話が乱暴になったり、当たりがキツくなってきたり、無視をしたり、仕舞いには大きな声を出すこともあ…

Zoomを使うときにあるといいマイクスピーカー

掛け声ばかりで実態が進んでいなかった「働き方改革」がCOVIDー19、新型コロナウイルスの余波を受けてスイッチが入った。半ば強制的にリモートワークをせざるを得ない状況になったことで、本来のライフスタイルに沿った働き方を進めるしか選択肢がなくなった…

従来型のシステム更改の終焉

事業会社のIT企画部門のエンジニアもSIerの提案するエンジニアも感じていることだと思うのだが、リプレース案件はなかなか組織の稟議が進まない。考えに考え抜いて、付加価値とコストダウンを混ぜ込み、サポート期限に冷や冷やしながら稟議のスタンプラリー…

アフターCOVID-19の働き方

日本がガラリと変わるのは明治維新や戦後のように外部からの大きな制約を伴ったときにしか起きないのではのと思っている。その点だけにおいて、今回のCOVID-19(新型コロナウイルス)は3回目のスイッチになると考えている。 なぜなら、オンサイトで業務をや…

プロダクトを作る組織にプロジェクトマネジメントは存在しないのか

知り合いと話をしていて、とてもざっくりと括ってしまうのだがプロダクトを作っている組織ではプロジェクトマネジメントのスキルがないと聞いた。 ちょっとそれを聞いたときに頭の上ではてなマークがいくつも生えてきたのだが、本当なのだろうか。 とあるオ…

ウォーターフォール開発宣言

アジャイルソフトウェア開発宣言というものがある。アジャイル界隈のエンジニアなら何度も読み返していて、暗唱もできるくらいだろう。 実際、この開発宣言は良いことを書いている。『プロセスやツールより 』の下りはソフトウェア開発プロジェクトでは、プ…

リモートワークで炙り出される会議の問題地図

今話題のリモートワークは少し前までテレワークと呼んでいた。そんなことはどうでも良いのだが、リモワになるとますます上手く進まない業務が出てくる。何だかわかるだろうか。会議である。 なんだかんだ20年くらいテレカンやTV会議を経験しているし、2拠点…

スピードを優先したソフトウェアで何を得られるか

品質を犠牲にすればソフトウェア開発のスピードは得られるか。 品質を蔑ろにしてスピードは得られるわけがない。品質はその対象が本来備えている特性である。ソフトウェアであれば、要件を構成する機能仕様ではないか。であれば、品質を犠牲にしているソフト…

新型コロナウイルスで研修事業者は危ないかもしれない

新型コロナウイルスのインパクトで波を打って各種イベントが中止になっている。個人的には、もともと遠隔地で来ることのできない潜在的な参加者予備軍の掘り起こしをするチャンスだと思っている。 どう掘り起こすかは、もともとオフラインで開催しようとして…

ちょっとした業務要件を決めるステップ

あるバックオフィスの業務チームの定常的な業務を担当したスタッフから、担当した作業がとても大変だったから、次にやるときには改善したいと愚痴をこぼしていたので、じゃあ今度話を聞くからスケジュールを都合のいい所に入れてと。 愚痴をよくよく聞くと、…

COVID-19とオフラインイベントとリスクマネジメント

先週からの1週間、nCOV(COVID-19)でオフラインイベントが相次いで中止され始めている。所属する組織でも、組織の内外向けに予定していたオフラインイベントの扱いや今後のオフラインイベントについてマネジメントでスピード感を持って議論され、意思決定さ…

チームを止めるのは価値観をupdateしないエンジニア

エンジニアは経験を重ねて複雑な技術を組み合わせて問題を解決する。それがお仕事である。であるから、当然経験を積み続けなければ、新しい問題を解決できないときがやってくる。そうした新しい問題は、足音を立てず、そっと後ろに佇み、エンジニアが経験を…

スピード感を持って仕事をしたいなら

スピード感を持って仕事をするとか、自走するとか、仕事を自分事としてやりたいと思うなら、宿題を作らない仕事の仕方を覚えると実現しやすい。 やはり、これは現場の仕事だから現場にやってもらうとか思った瞬間から、スピードも無くなるし、自分で仕事をコ…

リモートワークのよろしくないところ

ときどきリモートワーク、在宅勤務をするのであるが、これがよろしくない。いや、勿論良い面もあるがつづけるとよろしくないような気がする。 まず、通勤がない。おかげで朝食を済ませたら、直ぐに仕事を始められる。まあ、先に日々の日課をするのだが、それ…

エンジニアの頃とプロマネになってからの意識の違い

プロジェクトマネージャをやるようになってから、エンジニアの頃の意識の違いを感じるようになったのは、計画と進捗の実績の較差だな、と思う。 この計画と実績の較差を知りたいと思うのは、プロジェクトはリスクを識別して、コントロールすることが全てだと…

IT系イベントをオンラインでやる馬鹿っぽいアイデア

新型コロナウイルスの影響を受けて、IT系のイベントの中止が矢継ぎ早にアナウンスされ始めた。東京マラソンの一般参加も中止になった。 スポーツの東京マラソンはさておき、IT系のイベントで物理の授受が生じないイベントは、これを機会にネットでの開催を試…

チームのエンジニアの目標を共有する効果

エンジニアの仕事は1人では成り立たない。だからチームを組むわけなのだが、じゃあチームになったとき、協力がスムーズにできてメンバのパフォーマンスを発揮できる環境づくりができるかというと、そうもいかなかったりする。 ところで年度が変わった組織は…

チームのエンジニアの目標を共有する効果

On

エンジニアの仕事は1人では成り立たない。だからチームを組むわけなのだが、じゃあチームになったとき、協力がスムーズにできてメンバのパフォーマンスを発揮できる環境づくりができるかというと、そうもいかなかったりする。 ところで年度が変わった組織は…

某技術系カンファレンスのスライドを読むと脳がもたれる

某技術系カンファレンスのスライドが公開されて、いくつか読んでみたのだが、自分には、もうしんどくて仕方がない。 なにがしんどいのかというと、問いかけが若々しいというか、登壇者の思い、熱量が重くて受け止めて理解しようとする自分の脳がもたれる。 …

SIプロジェクトで要件定義は合わない

SIerの立場なら、SIプロジェクトで要件定義をやらないと危なくてやってられないし、ましてや要件定義を請負なんてご辞退案件であることはよくわかる。だから要件定義とUATは準委任契約しろと契約モデルでも言うわけだ。 SIプロジェクトでの要件定義は実は要…

巨大隕石の流星群のようなタスクが降ってきたときのタスク管理

ここ何年も自分のタスク管理は付箋紙にメモ書きを書いて、タスクが終わったらクッしゃと丸めてポイしていた。クッしゃと丸めてポイすることでdoneしていた。 最近、tolleroを引っ張り出してきて、久しぶりに使い始めた。Trello、お手軽である。わかっていた…

採用されるエンジニアの持っているもの

採用に関わっていると、思った以上にエージェントや転職サイトに登録しているエンジニアがいるのだなと思う。 そうした候補者の中から募集しているポジションに合うエンジニアを採用することになるのだが、採用の意思決定に踏み切れるかどうかの判断するポイ…

タイムボックスを決めてから優先順位をしやすくなった

あるキッカケがあって、自分の残りの人生をこのくらいと仮置きして生きるようになった。 もともと、幼少の頃に、医師に合わせたい人がいたら呼ぶようにと言われた経験もしているらしい。なにぶん、小さい頃のことで記憶はさっぱりないのだが。あと、ある意味…